第10回 名桜大学                                  沖縄の特色を活かした日本語教育と文化体験


 名桜大学は、1994年に公設民営の私立大学として開学し、2010年に公立大学法人に移行しました。2024年に開学30周年、2025年に公立大学法人化15周年を迎えました。

 

 小規模大学ながら国際交流に力を入れており、海外協定校への日本人学生の派遣と、協定校からの交換留学生の受け入れを積極的に行っています。その中でも、ブラジルやペルー等の日系移民の子弟の方々を交換留学生として受け入れている点が大きな特色の一つです。

 

 留学生に対する教育としては、普段の日本語教育に加え、フィールドトリップとしてエイサー体験など沖縄の文化に触れたり、平和記念公園へ行き平和学習を行うなどの活動も行っています。また、日本語教育に興味のある日本人学生が日本語チューターとなり、彼らの日本語学習のサポートをしています。

 

 名桜大学の日本語教師養成課程は、座学の授業や日本語教育実習を通して、「自分の日本語教育観を養う」ことをテーマに行っています。各実習生の授業をすべて動画で録画し、実習生たちには振り返りとして毎回の実習を自分で分析してもらっています。このことを通じ、「どこがうまくできたか/できなかったか」が明確になり、自身の成長が実感できます。

 

                 (文:名桜大学国際学部国際文化学科 当銘盛之)

  

お花見 (名桜大学があるやんばる(=沖縄北部地域)は、日本で一番桜が早く咲くとされており、1月には咲き始めます)
お花見 (名桜大学があるやんばる(=沖縄北部地域)は、日本で一番桜が早く咲くとされており、1月には咲き始めます)
エイサー体験
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書き初め体験
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恵方巻を作ろう!
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平和記念公園で平和学習
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